Robots with a Mind ロボットにも心を
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メンバー紹介

1.柴田正良(金沢大学・教育&法科大学院強化担当理事・副学長)

柴田正良 哲学というのは、基本的に一人で「うんうん」唸って考えるものだと、以前は思っていた。それがいつの頃からか、複数の仲間と議論しながらする機会が多くなった。その方が生産的だし面白い、と思うようになってから、哲学に対する自分のイメージも変わった。今は、孤独と喧噪の往還にこそ、思考回路の健全さがあるように思える。

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2.大平英樹(名古屋大学大学院・情報学研究科・教授)

大平英樹 生理心理学,認知神経科学を専門にしています。特に,感情や意思決定に関わる脳と身体のメカニズムに関心があり,主に神経画像と末梢生理反応の同時計測の技法により,それらの問題にアプローチしています。

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3.橋本敬(北陸先端科学技術大学院大学・先端科学技術研究科・教授)

橋本敬 知識科学の進化的複雑系研究に従事しています.知識科学とは知識の創造・共有・活用の探求です.具体的には,言語の起源と進化,コミュニケーションシステムの創発,社会制度の変化・デザインについて,構成論的シミュレーション,言語進化実験,インタビューやアンケートなどの調査,最近は脳測定などの手法も交えて,いろいろと模索しています.

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4.金野武司(金沢工業大学・工学部・講師)

金野 武司 私は人間のコミュニケーション能力をコンピュータシミュレーションやロボットといった人工システムで抽象的に再現することを通じて,人をユニークに特徴付ける能力が何なのか,そしてその能力を実現する本質的なメカニズムが何なのかを探求しています.他の動物との違いとして,人のユニークさは他者の意図を推論しようとするスタイルを持つことにあると私は考えています.このスタイルのメカニズムや発達,機能や進化的起源を探求していくための研究として,現在は視線によるコミュニケーション行動として知られる共同注意についての研究を推進しています.

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5.長滝祥司(中京大学・国際教養学部・教授)

長滝祥司 心の科学的解明に興味をもち実験心理学を専攻したが、あっけなく挫折し、哲学の道に迷い込む。今世紀に入ってから、心や言語、身体動作や技能の問題に様々なアプローチで挑んでいる。最近は、心理学への未練をすてきれず、「実験現象学」(experimental phenomenology)なるものに着手している――ある学会でプレゼンしたとき、「おまえのやっていることは、phenomenology of experimentationではないか」とコメントされ思案中。体育会サッカー部部長の立場を利用し、選手たちに被験者をお願いしている。

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6.柏端達也(慶応大学・文学部・教授)

柏端達也 哲学的行為論や心の哲学が専門です。哲学的論理学にも興味があります。原初的とも言える「共同注意」の現象と、より高次である(つまり"概念"に関わる)ように見える「共有意図」や「相互信念」、「共通知識」といったものとのあいだの概念的あるいは論理的関係を、哲学的な側面からすこしでも解明したいと考えています。

7.三浦俊彦(東京大学・人文社会系研究科・教授、作家)

三浦俊彦 現在の研究テーマは、①人間原理的推論と多宇宙仮説の論理関係、②分析美学と進化美学による概念芸術の解釈論、③ドキュメンタリー表現のフィクション論的分類、④確率判断を中心としたクリティカル・シンキングの方法論。趣味のミミズ飼育(生ごみ処理マシーン飼育)をロボット研究に生かせないか模索中。

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研究協力者

1.服部裕幸(南山大学・人文学部・名誉教授)

服部裕幸 趣味はスキーとリコーダー。と言っても、カッコ良く滑れるわけでもなければ、人に聴かせられるほどうまく演奏できる訳でもないのが悔しい。初めは経済学を勉強し、(学生紛争のころ)社会思想史に興味をもち、やがて科学哲学に手を染め、論理学や数学基礎論の勉強を始め、そのうちに言語哲学や心の哲学にはまっていった。

2.久保田進一(元・金沢大学・国際基幹教育院・特任助教)

久保田 「人間とは何か?」ということで、哲学に迷い込んでしまい、フランスの哲学者のデカルトに出会い、しばらくデカルトにつきあいながら、いろいろ考えていましたが、生来の性分からいろんなことに興味を持って、生命倫理や心の哲学にはまっていきました。この研究会では、ロボットを知ることで、人間について、多少わかってくるのではないかと思っています。